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参考:伝統装身具ネット図鑑

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角元 弥子(かくもと やすこ)

私は、10年ほど前にパリの装飾美術館にて、日本の蒔絵の櫛の素晴らしい一揃いを見ました。
そしてその中に、独自性と、西欧のハイジュエリーに引けをとらない精緻な美しさを見て以来、蒔絵を現代の装身具に取り入れることをライフワークとしています。
昨年「聖なる銀 アジアの装身具展」の展覧会期中、露木氏のレクチャーに参加し、大変面白く拝聴いたしました。
ジュエリーと和装用の装身具の両方を製作していますので、日本の過去の装身具文化には常に興味があります。
また、美術展などで目にすることのできる装身具は、ほとんどの場合ガラス越しで、解説があっても簡単なものですので、もっと深く知ることができたら、いろいろな方向から眺められたら、といつも考えておりました。
今回はゼミで現品を眺めることができ、露木先生の豊富な研究成果を共有させていただけるということで、素晴らしい機会だと思いました。
知ることは、関連する疑問や発見を誘います。ゼミの受講をきっかけに、日本の装身具文化をもっと深い見解を自分の中に蓄えたいと考えています。
装身具は人間の根源にある欲求を満たすもので、よく聞かれるように、日本に装身具文化が発展しなかったということは考えられません。
また、アジアの他の文化からの相互の影響も興味深いテーマです。
ゼミの受講を通じて、アジアの一端としての日本の装身具文化の語り手に自分も成長していきたいと思います。

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