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日本の装身具ハンドリングゼミ 第20回

ここでは、会員の方のゼミでの感想や気づいた点、意見、お寄せいただいた各種情報などを掲載します(順不同)。


田島 和美 さん

今回のハンドリングゼミは大正・昭和初期の装身具ということで、貴金属の羽織紐や王冠型束髪櫛、髪留、ネックレス、ペンダント、ブローチ、ハットピン、コンパクト、シガレットケースなど一度にいろいろなアイテムを見ることができました。

特に今回は金具について注目してみました。

髪留めの金具はバレッタが開発されるまではローマ留めというものが主流だったようです。

宝石類髪留めの金具は大きさに合わせてできているのでおそらく手作りではないかと思いました。それにほとんどが板バネを使っているのも不思議でした。

ブローチ金具は引掛式と鉄砲式を見ることができました。

クリップブローチというのは初めて見ましたが、金具は板バネ式のイヤリング金具と同じ方式でした。

一番気になったのがシガレットケースです。
ケースを開くとバネがきいているのです。どうやって作ったのかわかりません。それにかしめの線が丸線ではなくて甲丸線が2本入ってました。何か関係があるのかもしれませんね。

 


青木 千里 さん

通常ゼミの前に開かれた大崎さんのプラチノンに関するレポートも興味深く拝聴しました。
一般にジュエリーの主流はヨーロッパですが、アメリカ、オーストラリア、日本と 幅広い視野で捉えた調査に頭が下がります。
こういったシルバー色の合金は他にもホワイトコイン 、S I P 、STYPTORなどまだ詳細が 明らかになっていないものがあります。
最近ではまたパラ銀を使う業者も出てきましたね。
それらについても調べたいなと思いす。

また、髪留めについても次々に疑問が湧いてきました。英語でローマに関する髪飾りは古代ローマの三つ編みのお団子まげを止めるのに使ったローマピン ROMAN STICK です。
また、バレッタの語源はフランス語であり、「小さなBAR」を意味するそうです。
どちらも棒状のものを指している。
そこで思い出したのは、現在ローマ留めと呼ばれる髪飾りは昔は金属の留め具ではなく、飾り本体部に棒状の留め具を差し込んで使う形状だったことです。
つまりそもそも一本足のかんざし(スティック)をより安定して、さらには装飾性を高めて装着するために出現してきたのでしょうか?
たぼ留め、ローマ留めの戦前の資料など調べてみます。

なお、先生から指摘のあったクリップブローチはアメリカでは「DRESS CLIPS」「FUR CLIPS」 と呼ばれ、ヨーロッパや日本とは違って1920年代から1950年代と長く人気を保ったそうです。

参照

ハンドリングは実際に当時の装身具を見られる、露木先生の解説を聞ける、多くの方々のご意見もうかがえる、新たな疑問のたねをもらう・・・、とても貴重な体験です。
残り少なくなったのが残念ですが、全日参加を目指し頑張ります。



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